今週の9月2日は、志免町にある障害者福祉施設「柚子の木福祉会」を訪ねて参りまし
た。
利用者(障害者)の様々な事情や状況に合った社会参加の型をつくり、それぞれが自立
して行く行程の中で「生きがい」を感じて行く姿を拝見し、共生の社会の現場を実感
させていただきました。
特に印象に残ったのは、日本でただ一つの小学校(志免南小)の空き教室に作った作業
所(ふれあい教室)であります。朝から7人の障害者が学校内の教室で紙すきやメッ
セージカードつくりといった作業をしているところへ、休み時間になると隣の1年生
の教室から児童が思い思いに入ってきて一緒に楽しげに作業をしている光景でありま
した。
「障害者は特別ではないのですよ。共に生きましょう」といくら言っても伝わらない
ことが、この小学校1年生の体験でまさに自然に学べるのではないかと思いました。
白谷統括施設長からは、「社会の障害者に対する理解は小さいころの弱者に対する教
育が本当に大切だと思う。是非、国会でも取り上げてもらいたい」とのお話を頂きま
した。