
自民党が発行している「自由民主新聞」の一面に、
国会議員が感じたことや思ったことを記事にする「我思う」というコーナーがあります。
党では新聞出版局長代理の役職ということもあり、今回高校球児に関する記事を書かせて頂きましたので、紹介致します。
コロナ禍の下、とうとう高校野球甲子園大会まで中止になってしまった。高校生の悔しくて残念な気持ちを押し殺し、胸を張って複雑な思いを伝える姿のニュースに涙が出る。彼らは何も悪くないのに、本当に可哀想だ。
私は約40年前、高校野球選手で甲子園を目指し1年中練習に励んだ。まさにこの6月という季節は、個人ノックを受け身体はクタクタながら大会が近づく緊張感の日々であった。
県大会では3試合勝利したが、準々決勝でサードを守っていた私の暴投により、チームの甲子園の夢は潰えた。あのエラーの場面は鮮明に覚えている。
悔んだり反省したり落ち込んだりと、頭の中を巡る思いをずっと持ちながら成長してきたように思う。あの経験が、私の血となり肉となっている。
そもそも、甲子園に出場出来る選手は一握りである。ほとんどの選手は敗北し、そのことが素晴らしい経験となり大きく成長してゆく。各県での代替大会では、純粋で懸命な若者達に悔いのない青春の1ページを作ってもらいたい。
